お客様と共に成長し続ける企業 コゾップ ギャラリー 字ぇ手紙 (TEL:048-295-8169 受付時間:9:00-17:30)

ギャラリー 字ぇ手紙

 昨年から、やりたかった字手紙をはじめました。絵手紙は絵心が無く、自分にはとても敷居が高いのであきらめていました。かなり前に字手紙があることを知り、ここから始めよう思いました。

 人と同じことをするのはちょっといやだなと思い、(これは性格というか、へそ曲がりという類いでしょう。)字は、下手な俳句か川柳(字ぇ手紙句)の一文字を書くことにし、それに関係ある小さな絵を描くことにしました。

 昨年はNHK朝ドラのあまちゃんで「じぇじぇじぇ」が流行語に選ばれたこともあり、そこからヒントを得て、この手紙の名前を「字ぇ手紙」と命名しました。絵はおしるし程度なので、ひらがなの小さな文字です。字は書道家の書く字ではなく、絵のような字を求めていきます。最初は、まだまだおど字がおどしていますが、そのうちに立派な字?が書けるようにと夢を抱いています。

 しかし、いつまでも「何じゃこれは」という感じから抜け出せないだろうから「じぇじぇじぇ手紙」かな! とりあえず、立派な?「字ぇ手紙」を細々とでも書く意気込みです。

 「字ぇ手紙」の約束は字の一箇所以上枠からでていることです。字がはがきという枠の中に閉じ込められていないということです。字が外の広い空間の羽ばたけるようにということです。

 字は絵のように、自由に、躍るように、力強く、書体は適当、太いところ、細いところ、かすれているところもあり、濃い色、薄い色、にじみも味が出てよし、などなど何事にもとらわれずに、書きます。小さな「ぇ」は色を使い、存在感を出します。なお、用紙は画仙紙はがきがぴったしです。

 それから、字ぇ手紙句は、適当に思いつくままに、舌足らず、字足らずなど至らぬものです。しかし、いい句を作りたいと奮闘したいと思っています。

 皆様のお蔭をもって、生かされている事に心から感謝し、
 日々を過ごさせて頂いております。        字ぇ手紙 心蔭流 北郷耕三 2014年正月

飛鳥山公園20150331TUE

飛鳥山公園は八代将軍徳川吉宗の享保の改革のひとつとして、江戸っ子の行楽地として、桜を植えたのが始まりで、 古くから桜の名所として庶民に親しまれてきました。 3月末、すでに桜は満開、春休みもあって家族連れ老若男女、将来日本を背負う子供たちが大勢押し寄せ、吉宗将軍自らも宴席を設け、 名所としてアピールを行ったこの場所に、今の世も思い思いに席を取る人たちで花見真っ盛り。天気もよく、気温も上がり、吹く風も心地よく、 花びらもちらほらと、何とおだやかな。 ちなみに飛鳥山公園は上野公園・芝公園・浅草公園・深川公園と共に日本最初の公園に指定されました。 ここで字ぇ手紙句をひとつ「八代の桜や山に咲くよ今」 なお、園内に残る渋沢栄一の旧邸は国の重要文化財に指定されています。

偕楽園20150314SAT

梅の季節は、水戸の偕楽園を好んで訪れてきました。今年は日没から梅と好文亭がライトアップされるという一夜限りの夜・梅・祭を見る機会に恵まれた。 周辺の駐車場は観光バスや自家用車で満車。少し遠くの駐車場に向かう。わずか奥に数台の空きがあり、そこに駐車し、 桜川沿いの道を偕楽園にゆっくりと歩いていく。やはり夜は風が一段と冷たい。明かりは少なく、足元は暗い。空には星たちが輝いている。 前を歩く家族ずれの一団が元気な声を出して足早に離れていく。向かう先の暗闇の中に明るく浮かぶは好文亭だ。偕楽園に近づくにつれ人が多くなる。 暗い段々を登りきるとライトアップされた梅の木が目に飛び込んできた。白梅・紅梅・しだれ梅が、輝き浮かび上がっていた。 芝生にはハートや梅の花などのキャンドルディスプレイによるライトアップもお祭りの演出の一役をかっている。 そこで、字ぇ手紙句をひとつ「星とみる光に浮かぶ夜梅かな」

深大寺から国立天文台20150223Mon

調布駅から、天神通りの先にある東京の天神さま32社の一つ布多天神社にお参り。 布多天神社から野川沿いの歩道を進み、深大寺に向かう。左に折れると深大寺。坂下の先にお店の幟が見える。 遠くに鐘の音が聞こえてきた。坂を下り、参道脇のお店を見ながら、山門をくぐる。梅はちらほらと、春は目の前だ。 山門の右にある鐘楼でお坊さんが鐘をついていた。鐘の音がどーんと響く。鐘楼とお坊さんを背景に証拠写真。 逆光のため映り具合をチェック。再び、背中に鐘の音が響くと同時に撮影。何とかうまく撮れたようだ。 ご朱印をお願いすると、本堂へと勧められ、お参り。みんな健康で散歩が続けられます様にと祈る。 ここで、字ぇ手紙句を一句。「鐘の音もうつるか梅や深大寺」
いつも共に散歩をしてくださる先輩より、深大寺での光景を思い出しての句ということで、「顔寄せて梅嗅ぐ人に寺の鐘」を寄せていただきました。 天神さまのお参りから始まった今回の散歩のあと、皆さんから俳句を、たくさん寄せていただきました。感動です。 やはり俳句はいいですね。道真の光も照らす散歩道を共に歩いたいい一日でした。

2015年2月井上邸宅の蝋梅20150201Sun

北風が強く吹き、まだまだ寒い日が続いていますが、陽だまりは暖かく、お日様のありがたさを実感しています。 散歩コースに大きなお庭のお宅があり、見事な蝋梅の古木が一本、手が届くほど近くに植わっています。 その蝋梅は毎年いち早く春を告げてくれます。今年は驚きです。先週の少し暖かい日に、久々に散歩に行くと、いい香りが漂ってきました。 もう咲いている。よく観ると、すでに満開でした。今年もすぐそこに春が訪れようとしているんだ。 春の香りや暖かさの中に出かけたいなと思う気持ちでいっぱいになりました。 そこで字ぇ手紙の句を一つ。「ろう梅の香りに芽吹く旅心」

2015年年始上野動物園20150102Fri

新年明けましておめでとうございます。今年も恒例の上野動物園に2日行ってきました。その日は曇り、寒い日、お昼近くに日が差し少し暖かくなりました。 相変わらずパンダ館は人気の行列、ゆっくりと進むと、ドカッと正面座りのパンダが見えてきた。 笹に囲まれ、笹を抱えこみ食事中、喜んで、愛想を振りまくようなしぐさに観客はくぎ付け。足が止まる。 「ゆっくりと前にお進みください」という監視員の声に操られるように列が動く。いつもの光景を今年も見ることが出来た。 寒いせいか少し人が少ない感じがする。 ゴリラの赤ちゃんモモカ(1歳8か月)も今や人気の的。 泳ぎ上手なシロクマの水中での動きも見逃せない。飼育員が投げる魚を確実にキャッチするアザラシ。 食欲旺盛なアザラシの食事シーンを今年は見ることが出来た。 パンダと言えば、黒柳徹子さん。昨年の紅白歌合戦で、元気な姿を見ることが出来ました。 2015年は、のろしのアベノミクスの目指す姿を、本当にこの目で見ることができるのか。景気回復、富める日本をこの目で見えることができるのか。 何がなんでも、今年こそ、お足がぐるぐる回り、富める国になります様に。 まあまあ、ここらあたりで字ぇ手紙句を一つ「笹抱えパンダ喜々とし足とめる」。

2014年散歩納め20141201

今年の散歩納めは、神宮外苑いちょう並木。雨の中、一年前を思い出しながら見た黄金の並木は見事でした。 散歩のあと青山の「梅の花」で、お豆腐料理をいただきながらの年忘れ会を行いました。今年の散歩の"証拠写真"はどれも輝いていました。 お蔭さまで一年を通して、いろいろと語る機会が持てて嬉しい限りです。会話が弾む中、それぞれの箸置きに句があることに気が付き、俳句吟味。 あれ?この漢字は読めないね。箸置き俳句一覧表をお店から頂き、すべて梅を読んだ句と判明。 美味しいお料理にも満足し、来年も変わらぬ散歩をと願い、お開き。 そこで字ぇ手紙の句を一つ。「はし置き句気付き味わう梅の花」

宮崎県都城20141120-21

父の故郷、宮崎県都城に行ってきました。 羽田から宮崎に降り立ち、いざ目的地へ。 「都城島津邸開館5周年記念特別展 島津と北郷の時代」を観るために、父の故郷にやってきました。 この特別展のチラシを東京のある美術館で妹が見つけ、それを知らせてきたことがきっかけで、兄弟姉妹夫婦の旅の計画が出来ました。
父の生まれた地に立ち、目前にある館内に足を踏み入れ、そして時代の流れと家系をガイドさんに教わりました。 それは父の自筆の我が家の家系図と島津宗家とのつながりをすっきりさせるものであり、 また父から直接聞けなかったことを知るきっかけになりました。 都城を後にして鹿児島に向かい、薩摩郷土料理店「吾愛人(わかな)」では、父を語るなど、思い出、いっぱいの時を過ごしました。
そこで字ぇ手紙の句は、「降り立ちて時の流れにちちを知る」

白樺湖20141104-05

白樺湖のオフシーズンに入ったその日に訪ねました。気温がぐんと下がり、身の引き締まるその日、風もなく、雲一つない晴天の日、 まさに天気に恵まれました。湖畔の遊歩道に足を踏み入れると湖越しの向こうに車山がきれいに見える。 背後には蓼科山が堂々と望める。そばにすらっと立つななかまどの木を見上げると真っ青な空の中に、 枯れ枝に残る小さな真っ赤な実が点々と光り輝いている。 そこで、字ぇ手紙の句を一つ「ななかまど赤き実青き空こがす」

国営ひたち海浜公園20141011-12

思わず旅に出たくなる茨城県のNO.1の観光地は国営ひたち海浜公園、特に外国人にも人気の季節はコキアの見ごろ時期。 コキアは一年草、秋には真っ赤に紅葉する。真っ赤なコキアに覆われた丘に、大勢の観光客が登っていく。 頂上に着くと真っ青な広大な海が眼下に広がる。その海の彼方を見つめると、 今年の夏に行ったダイアモンドヘッドから海を見つめていた自分を思い出した。海風が頬を撫でて行き、我に返った。もう秋だ。 そこで字ぇ手紙の句を一つ。「コキア丘吹く海風も秋色に」

等々力不動尊

等々力渓谷の水の流れを見ながら、ゆっくりと水の流れの向きに歩いていくと、やがてチョロチョロと流れる不動の滝に出会い、 そばの小さな稲荷堂に手を合わせる。これで渓谷の探索も終わりかと思いきや、滝の右側に真っ直ぐに天に伸びる階段を発見。 階段をゆっくり上り詰めると、なんと等々力不動尊の裏手から左側に出た。社務所に御朱印を預け、まずはお参りをして、 さてと境内を見渡すと、多くの画家たちが座り込んで、夢中に絵を描いている。ここは絵画スポットでもあったのだ。 ここで、字ぇ手紙の句を一つ「等々力の画家を座らす不動尊」

九品仏浄真寺

風神雷神の仁王門を潜り、しばらく歩くと堂々としたイチョウの木(天然記念物)がせまってくる。見上げると銀杏が鈴なり。 まだ葉が青いイチョウの幹を回るように右に折れて、本堂に向かう。本堂を見上げ、下足を脱ぎ、頭を垂れて、ゆっくりと厳かな中に入る。 正座し、手を合わせ本尊釈迦牟尼仏に祈る。左に目をやると、廊下越しにお庭が見渡せる。かえでが日差しを和らげている。 季節が秋になるとさぞかし、もみじのお庭に変わり、鮮やかな紅葉が目に飛び込んでくるでしょう。 本堂を出ると広大な敷地の正面に、三佛堂が見える。9つの位に分けられて、真ん中の堂に上品上生(じょうぼんじょうしょう)、上品中生、上品下生、 右の堂に中品上生、中品中生、中品下生、左の堂に下品上生、下品中生、下品下生の阿弥陀如来像が安置されている。 「九つの枠の中にも入れないだろうな。ゲゲゲの○○○だね」と語り合い、阿弥陀如来像を拝み、後ずさりする。 回れ右をして、仁王門に向い今一度、いっぱいに広げた枝振りに銀杏が鈴なりのイチョウの木を見上げた。雌の木は大したものだ。 その傍には、雄のイチョウの木がすらりと青空に突き刺すように立っていた。世田谷区奥沢にある九品仏浄真寺を訪ねました。 ここで、字ぇ手紙の句を一つ。「下下の外と語り見上げる九品仏」

ダイアモンドヘッド20140821-26

ワイキキからの始発のバスに乗り30分。ダイアモンドヘッド入口で下車。すでに朝市には多くの人が集まっている。 朝市で食べ物を買い、腹ごしらえ、すでに日差しがきつい中、いざ山頂へと向かう。 トンネルを抜け、一ドルの入場料を料金所で払い、真直ぐで、なだらかな道をしばらく歩くと、やがてつづら折りの登山道に変化してくる。 強い太陽の光の中をゆっくりと登って行く。喉が渇いた。折れ曲がった山道に木陰があり、少し休憩を取ることにした。 凍らせて持ってきたペットボトルの水は半分ほど融けている。喉の渇きを癒し、ほっと一息し、登頂再開。 細い山道をゆっくり登る。足の速い人には追い越され、下山者とすれ違うとき、狭い道では譲り合う。 かなり登った地点、中間地点くらいか展望台に到着。海岸線と白い波頭、真っ青な大海原が、目に飛び込んできた。心地よい風に元気づけられ、再び山道へ一歩を踏み出す。 しばらくして最初の階段に到着。74段あると言われている急勾配の階段を登りつめると、狭いトンネルの入口へ。トンネルは強い日差しから開放されてほっとしたが、暗い。 しばらく暗い中を歩き、左にカーブした先に、出口の光が見えた。トンネルを抜けると突き当たりだ。左からは人が戻って来る。右を見ると2番目の階段がある。 真直ぐで急な階段で見上げると、上り切ったところに建物かなと思われる入口がある。最初の階段よりずっと急だ。この階段を登るだ。充分に休み、階段に挑戦。 一段一段と登り、99段目で登り切った。目前の入口に入ると黄色の螺旋階段が目に入る。 色々楽しませてくれるなと思い、螺旋階段を登ると、細い小窓から真っ青な空がまぶしく見えた。小窓を潜り、外に出て、一周りするように登ると頂上に到着。 昨日泳いだワイキキビーチ、ホテル群を一望。その左には大きな青い海、絶好の景色を背景に記念撮影。ダイアモンドヘッドを征服したぞ。 30年くらい前の旅では、ワイキキビーチから眺めただけだったダイアモンドヘッド。今回の旅で、長年の夢が叶った。何もかも記憶の奥深くに刻み込んだ。 そこで字ぇ手紙の一句「日やけして忘れぬ記憶ダイヤモンド」。

岡倉天心の六角堂

五浦の入江に建つ岡倉天心の茶のいほり六角堂をさらった波は、今は穏やかに、絶え間なく押し寄せる。岩に砕けて白く輝く波しぶきに風が吹き潮の香りを運んでくる。 天心の思いも合わせて再建成った六角堂のそばに立ちて、字ぇ手紙の一句「五浦波しぶきかおるよ六角堂」
日本近代美術発祥の地として今に伝わる五浦の景観は天心やそのまな弟子横山大観 下村観山 菱田春草 木村武山らの名画を思わせ、せまりくる。何んて素晴らしい!

暑中見舞い

暑中見舞いの字ぇ手紙を書きました。暑い日が連日続く今日この頃。皆様お体を大切にお過ごしください。Billy Vaughnオーケストラの日本公演に行きました。ビリー・ヴォーンさんの亡き後、息子さんと孫娘さんが率いるBilly Vaughnオーケストラは不滅の輝きを放っています。若いときに聞いたなつかしい曲 浪路はるかに 峠の幌馬車 ブルーハワイ 真珠貝の歌 ジャンバラヤなどを聴くことが出来ました。曲が体にしみこみ、ついにラストソング。惜しみない拍手とアンコール。会場のみなさんもきらきらに変身。
ドラム ピアノ サックス トランペット トロンボーン ギター ベースの各奏者の独奏は素晴らしかった。息子さんと孫娘さんの歌の力に魅了されてしまいました。

茶の湯

茨城県笠間に出かけ、ろくろを使いお茶をいただくための器を作成してきました。自作の焼きモノでお茶をいただくのが、長年の夢でした。早速お茶をいただいた時の字ぇ手紙の一句、「和やかに 茶の湯を受ける 器見る」ゆっくりと流れる時間の中、微笑みながら、一椀にお湯がそそがれ、やがてお茶になる、そんな「器」の姿を穏やかに見つめる光景を読みました。「字」は器、「ぇ」は一椀にしました。

おかげさま

まさに夏が到来したかと思わせる暑い日に、鬼子母神から雑司ヶ谷霊園、そして護国寺のコースで東京散歩を楽しみました。雑司ヶ谷霊園には、ジョン万次郎、小泉八雲、初代江戸家猫八、夏目漱石、島村抱月、竹久夢二、泉鏡花、東條英機、永井荷風、サトウハチロー、東郷青児、大川橋蔵など著名人の墓が多くあり、またこの霊園は、夏目漱石の小説『こゝろ』の舞台にもなっています。我が母校の校歌の作詞家は、サトウハチロー先生だったなと墓石を拝み、ここに眠る大先輩の大活躍に感謝し、時を過ごしました。

銀杏並木

銀杏の葉が、秋風にハラハラと落ちて、表参道の歩道が、見事に黄金色に変わっている。さわやかな風に吹かれ、公園のベンチで語り、ふと見上げると澄み切った青空が木の間に見える。穏やかな日に包まれての東京散歩。

紅葉に染まる川

今年はとても寒く、いつもは山の頂までいっぱいに紅葉が望めるけれど、今年の山頂付近はすでに落葉している。しかし箒川はいつものように赤く染まって流れている。その流れに小雪が舞う、冬がもう来てしまった。季節の重なる様がここ那須塩原温泉で見ることが出来ました。